シリカソイルとは

 シリカソイルは、廃ガラスをリサイクルして生まれる「軽石」のような素材です。環境への負荷が低くいだけでなく、水や土壌の環境の浄化し植物の生育を活性化する作用まであります。造園、農業、貯水資材など、幅広い用途に適したマテリアルです。特に無機肥料として、イネ、小麦、トウモロコシといった主要作物の生育を大幅に促進することが発見されたことの功績は計り知れません。シリカソイルが世界中全ての畑に利用されれば、品種改良や化学肥料に頼りすぎることなく、食料自給率や飢餓の課題が解決されるかもしれません。土から生まれ、土に還る次世代型の素材、それがシリカソイルです。

シリカソイルは、植物本来の力を引き出す素材

 メタケイ酸イオンという成分を、ご存知でしょうか。農業や植物に深く関わる方にとっては常識かもしれません。実は、メタケイ酸イオンは、植物に吸収されると、その生育を大きく促すことが多くの研究から明らかになっていました。しかしながら、そのもととなる二酸化ケイ素(SiO2)はとても安定な物質であることから、メタケイ酸イオンが自然条件で田畑へ供給される量はごくわずかでありました。

そこで、シリカソイルの出番です!水を吸収したシリカソイルは、なんとこのメタケイ酸イオンを溶出することがわかっています。つまり、シリカソイルを土壌に混ぜることで、自然由来の肥料を田畑に効率的に供給することができ、結果として作物をより生き生きと、強く、たくましく生長させてくれるのです。

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